こんにちは、さわいです。
この記事では、私が4次請けSEだったからこそ磨けたビジネススキルについて記載します。
テクニカルスキルを磨ける機会は少ない
![](https://sawai404.com/wp-content/uploads/2021/03/yaruki_nai_suit_man2.png)
多重下請け構造の中にいると作業の難易度が低い、
ということを前回記事にしました。
誰かがおぜん立てしてくれた作業というのは
誰でも出来るようになっていて
テクニカルスキルを磨く機会が失われてしまいます。
よっぽど好きな人でもなければ
外部の勉強会に参加したり、
趣味で書いたコードをWebで公開したりすることも無いかと思います。
ましてや4次請けSEにそんな甲斐性がありましょうや。
![毒ガメ](https://sawai404.com/wp-content/uploads/2021/02/profile2.jpg)
いや無い
とまれ、そんなわけでテクニカルスキルを磨く機会はなかなか訪れません。
(たまに、すごい人が来ることもあるので
その時はありがたく吸収させていただいていました)
4次請けがうまく立ち回るためのビジネススキル
しかし、ビジネススキルについては状況が変わります。
大きいプロジェクトになればなるほど
参加している会社やメンバが多種多様に増えていきます。
そんな有象無象の連中と丁々発止のやり取りを演じなければなりません。
しかも、人の入れ替わりは絶えずして、元の人にあらず
それは自分も同じです。
渡り鳥のように参加するプロジェクトが変わっていき
それを止めることはかないません。
4次請けという立ち位置で、自分の立場、相手の立場を考慮して
情報を共有したり、条件を交渉したり、意見を調整する必要が出てきます。
![](https://sawai404.com/wp-content/uploads/2021/03/business_jouhou_koukan2.png)
上流に会社をいくつもはさむ中で
向こうのキーマンは誰で
どう根回しすればこっちに都合のよいように話が進むのか
欲しい情報や回答をいかにして得るのか
そういったことに頭を巡らせることで
仕事がスムーズに回ることもあります。
特定の会社や特定のプロジェクトでしか通用しないスキルではなく
どこに行っても取り回しのきくスキルを磨くチャンスの到来というわけです。
そうだ転職しよう
そういった経緯を経てビジネススキルを磨けたおかげで
技術的にはたいしたことが無い自分でも
どこかもっとましな職場に潜り込めるだろう
と、前向きな気持ちで転職活動に臨めたのだろうと思います。
![毒ガメ](https://sawai404.com/wp-content/uploads/2021/02/profile6.jpg)
テクニカルスキルも磨いとけよ
よく考えたら、次のプロジェクトに行くときも面接しますし、
転職するのとなにも変わりませんよね。
例えば、転職エージェントを利用するのは
会社がいくつか用意した次のプロジェクトを選ぶのと同じようなもので
自分で転職先を見つけられる転職サイトとかの方が
自分の未来を自分の力で勝ち取ったという感じがして
私には合っていたのかもしれません。
この記事のまとめ
多重下請け構造の中にいると
技術者として重要なテクニカルスキルを磨く機会に巡り合えないこともあります。
しかし、逆にそんな立場であるからこそ
どこに行っても通用するビジネススキルを磨くチャンスがあるとも言えます。
いつだって、どこだって
成長することは出来るのだと、虎視眈々と機会をうかがいましょう。
そして時が来たら、行動に移すことをあきらめてはいけません。
よりよい未来のために頑張りましょう。
それでは、また。